フローリングのワックスが黒ずんできたり、ツヤがなくなってきたりして、「そろそろ剥がして塗り直したいな」と思っていませんか?でも、ワックス剥がしって難しそうだし、専門業者に頼むと費用もかかるし…と躊躇している方も多いはず。
実は、床ワックスの剥離は、正しい手順とコツさえ押さえれば初心者でも自分で行えます。必要な道具もホームセンターや100円ショップで揃えられるものばかり。この記事では、ワックスを安全かつ効果的に剥がす基本手順から、代用品の活用法、電動工具での時短テクニック、失敗しないための注意点まで、徹底的に解説します。
自分の手で床をピカピカにリフレッシュする達成感は格別です。さあ、一緒にワックス剥がしに挑戦してみましょう。
床ワックスを剥がす必要があるのはどんな時?
まず、どんな時にワックスを剥がす必要があるのか確認しておきましょう。適切なタイミングで剥離を行うことで、床を長持ちさせることができます。
ワックスの黒ずみや白濁が目立つ時
床ワックスは時間が経つと劣化し、黒ずみや白濁といった変色が現れます。これは下層の古いワックスが劣化している証拠。このまま上から新しいワックスを塗り重ねても、黒ずみは隠れず、むしろムラになってしまう可能性があります。

黒ずみが目立ち始めたら、それが剥離のサインですね。放置すると見た目がどんどん悪くなってしまいます。
何年もワックスを重ね塗りしている場合
ワックスは通常、1年に1回程度のペースで上塗りしてツヤを維持しますが、塗り重ね続けると層が厚くなりすぎて問題が起きます。目安として5年程度経過したら、一度古いワックスを完全に剥がしてから新しく塗り直すのがおすすめとされています。
厚くなったワックス層は、ひび割れや剥がれの原因にもなるため、定期的なメンテナンスが大切です。
新しいワックスを塗り直す前に
新築やリフォーム後、または床材の交換後など、まっさらな状態からワックスを塗る場合は剥離不要ですが、すでにワックスが塗られている床に新しいワックスを塗る場合は、古い層を剥がしてからの方が仕上がりがきれいになります。
- 床の黒ずみや白濁が目立ち始めた
- 5年以上ワックスを重ね塗りしている
- ツヤがなくなってきた
- ワックス層が厚くなってひび割れている
床ワックスの落とし方|基本の手順と必要な道具


それでは、実際にワックスを剥がす基本的な手順を見ていきましょう。正しい方法で行えば、初心者でも安全に作業できます。
準備するもの
ワックス剥がしに必要な道具は、以下の通りです。ホームセンターや100円ショップで手に入るものばかりなので、気軽に揃えられます。
- ワックス剥離剤(はくり剤)
- スポンジまたは剥離ブラシ
- ヘラ(スクレーパー)
- 雑巾(複数枚)
- バケツ
- ゴム手袋
- マスキングテープ(養生用)
- スプレーボトル(あると便利)



剥離剤は多くがアルカリ性洗浄剤で、ワックスの樹脂を化学的に柔らかくして除去します。商品説明をよく読んで、自宅の床材に適したものを選びましょう。
【手順①】剥離剤を塗布する
まず、床のほこりやゴミを掃除機でしっかり取り除きます。汚れが残っていると剥離剤の効果が弱まってしまうので、この下準備は重要です。
次に、剥離剤を床材に適した濃度で塗ります。スプレーボトルで吹き付けるか、スポンジや刷毛で均一に広げましょう。ワックスを何度も重ね塗りして厚い場合は、塗布前に紙やすりで軽く表面を傷めておくと剥離剤が浸透しやすくなります。
塗布したら3〜5分放置し(製品ごとの指示に従う)、ワックス膜を浮かせます。
剥離剤を5分以上放置すると、薬剤が乾燥して床材を傷める原因になります。タイマーをセットして時間厳守で作業しましょう。また、不要な場所には予めマスキングテープで養生すると安心です。
【手順②】ワックスをこすり落とす
剥離剤が浸透してワックスが軟化したら、スポンジや剥離ブラシで木目に沿って優しく擦ってワックスを剥がします。薬剤がしっかり効いていれば、ゴシゴシ強く削る必要はなく、軽い力で落ちていきます。
硬いこびり付きにはヘラ(スクレーパー)を用いますが、床を傷つけないよう角度を浅く当てて丁寧に行いましょう。一度で落ち切らない箇所は、剥離剤を追加塗布し再度数分置いてから試すと効果的です。



焦らず少しずつ剥がしていくのがコツです。無理に力を入れると床を傷めてしまうので注意してくださいね。
【手順③】拭き取りと水洗いで仕上げる
ワックスが剥がれたら、雑巾で剥離剤と汚れをしっかり拭き取ります。薬剤の成分や溶けたワックスが残ると床材劣化や新ワックスのムラの原因となるため、粘つき(ぬめり)が無くなるまで丁寧に拭き上げましょう。
その後、清水で固く絞った雑巾による水拭きを3回以上繰り返し、薬剤成分を完全に除去します。最後は乾拭きで水分を残さず回収してください。濡れたままだとフローリングが傷んだり反りの原因になるため、この工程は省略厳禁です。
床ワックスを簡単に落とすコツと失敗しない注意点
ワックス剥がしを成功させるには、いくつかのコツと注意点があります。これを知っているかどうかで、仕上がりに大きな差が出ます。
狭い範囲ずつ作業する
ワックス剥がしの最大のコツは、一度に広範囲をやらず、1㎡程度の小区画ごとに順番に進めること。一気に床全体に剥離剤をまいても、剥がれたワックスが乾いて再付着したりムラができてしまいます。
剥離剤の塗布→剥がし→拭き取りまでを1㎡ごとに完結させてから次に進むと、作業効率も仕上がりも格段に良くなります。



「早く終わらせたい」という気持ちは分かりますが、焦りは禁物。狭い範囲を確実に仕上げていく方が、結果的に早く綺麗に仕上がりますよ。
剥離剤の放置時間を守る
先ほども触れましたが、剥離剤は製品ごとに指定された放置時間を厳守することが重要です。短すぎるとワックスが十分に溶けず、長すぎると薬剤が乾燥して床を傷めます。
多くの製品では3〜5分が目安とされていますが、必ず商品説明を確認してください。タイマーをセットして作業するのがおすすめです。
水拭きを徹底して薬剤を残さない
剥離剤の成分が床に残ると、新しいワックスが定着しにくくなったり白濁の原因になったりします。そのため、拭き取り作業は念入りに行いましょう。
清水での水拭きは最低3回、できれば5回以上繰り返すのが理想です。床を触って粘つきがなくなったら、薬剤が除去できたサインになります。
床材に合った剥離剤を選ぶ
すべての床材に剥離剤が使えるわけではありません。MDF合板フローリングは薬剤が染み込むと内部が傷むため使用不可の商品があります。また、白木やコルク材の床も対応不可とされることが多いです。
購入前に必ず商品パッケージで対応床材を確認し、自宅のフローリングに使えるか確認しましょう。不安な場合は、床の隅で小さく試してから全面に使うと安全です。
- 1㎡ずつ区切って作業する
- 剥離剤の放置時間を守る(5分以内)
- 水拭きを3回以上繰り返す
- 床材に適合した剥離剤を使う
- 事前に隅でテストする
専用剥離剤がない時の代用品|重曹・マジックリン・セスキは使える?
「専用の剥離剤を買いに行く時間がない」「もっと安く済ませたい」という方のために、家庭にあるもので代用できる方法をご紹介します。
重曹水で優しくワックスを落とす方法
重曹は弱アルカリ性で、皮脂汚れなど酸性汚れを落とす性質があります。濃度を高めればワックス剥がしにも利用可能です。
水100mlに小さじ1杯(約5g)を溶かした重曹水を雑巾に含ませ、黒ずみが気になる部分を拭くと徐々にワックス層が分解・除去されます。エコで人体にも比較的安全な点が利点ですが、濃度を上げすぎると床材への影響(変色・白化)が出る恐れがあるため注意が必要です。
拭き跡に白く重曹成分が残る場合は、クエン酸水(弱酸)で中和拭きすると綺麗に仕上がります。



重曹は環境に優しく安全性が高いのが魅力ですが、効果は専用剤より穏やかです。軽度の黒ずみや部分的な汚れ落としに向いていますね。
マジックリンを使った剥離のやり方と注意点
花王の「マジックリン」は本来キッチンや床の洗浄剤ですが、ワックス剥がしの代用として実践例が多く報告されています。成分は強アルカリ系で、油汚れ同様にワックス(樹脂被膜)を溶解・剥離させる効果があります。
市販スプレーのマジックリンを50cm四方程度の床面に吹き付け、数秒〜数分放置するとワックスが白く浮き上がってきます。そこをブラシで木目に沿って軽く擦れば、柔らかくなったワックス膜がポロポロと取れます。
剥がれた汚れは軽く絞った雑巾で綺麗に拭き取り、まだ残って白く残留する部分は再度マジックリンを噴霧して繰り返し擦ると落とせます。最後に板と板の隙間(目地)にワックスが残らないよう丁寧に拭き上げれば完了です。
マジックリン法はメーカー非推奨の自己流です。効果が穏やかな分、何度も噴射・擦りを繰り返す手間が必要になりやすく、広範囲作業には専用剥離剤の方が効率的です。また、洗剤成分が床に残ると新たなワックスが定着しにくいので、最後に水拭きを数回行って洗剤分をしっかり拭き取ってください。
セスキ炭酸ソーダやマイペットも代用可能
セスキ炭酸ソーダは重曹より強めのアルカリ塩で、水に溶かしてスプレーすると発泡作用もあり古いワックスを浮かせる効果が期待できます。使い方は他の代用品と同様で、汚れたワックス層に吹き付け、数分置いてから擦り落とします。
市販の「セスキ炭酸ソーダ水スプレー」(100均でも入手可)をそのまま利用してもOK。重曹より強力ですが、やはり剥離剤ほどの分解力はないため繰り返し作業が必要になる場合があります。
また、ライオン社の床用クリーナー「マイペット」もアルカリ性で、原液を床に吹き付けてしばらく放置すればワックスが柔らかくなりヘラで剥がせます。効果は専用剥離剤より穏やかなため、汚れが軽度な部分や小範囲の処置向きです。
代用品を使う際の注意点とリスク
いずれの代用品も即効性や完全除去の力は専用剥離剤に劣るため、厚いワックス層や広範囲には不向きです。実際、部分的な黒ずみ除去にはマジックリンで対応できても、床全体を剥がすには結局専用剥離剤を使う方が効率的だったとの報告もあります。
また、床材への影響にも注意が必要です。濃度の高いアルカリはフローリングの塗装を傷めたり変色させる恐れがあるため、必ず目立たない所でテストしてから実行しましょう。作業後は重曹や洗剤成分が残らないよう水拭き・から拭きを徹底してください。



代用品は「剥離剤が手に入らない時の応急措置」や「部分的な黒ずみ除去」に適しています。費用を抑えたい場合の選択肢として覚えておくと便利ですよ。
100均グッズでワックス剥がしはできる?おすすめ道具と選び方
ワックス剥がしに必要な基本道具は、ほとんど100円ショップで調達可能です。高価なプロ用道具は不要で、安価なもので十分対応できます。
100均で揃う剥離道具一覧
具体的には、プラスチック製ヘラ(スクレーパー)、ナイロン製たわし・ブラシ、スプレーボトル、雑巾やマイクロファイバークロス、ゴム手袋、マスキングテープ等が100円ショップで手に入ります。
薬剤面も低コストで揃います。ダイソーでは「重曹」「セスキ炭酸ソーダ」各500gやスプレーボトル入りのアルカリ電解水クリーナー等が110円で売られており、剥離剤代わりに使えます。
- プラスチック製ヘラ・スクレーパー
- ナイロン製ブラシ・たわし
- スプレーボトル
- 雑巾・マイクロファイバークロス
- ゴム手袋
- マスキングテープ
- 重曹・セスキ炭酸ソーダ
- アルカリ電解水クリーナー
専用ブラシと100均ブラシの違い
メーカー純正のワックスはがし専用ブラシ(例:リンレイ製で約900円)もありますが、100均のブラシでも代用可能との声があります。
実際、100均で買えるキッチン用たわし・ハンドブラシを使用してワックスを擦り落とした例もあります。ポイントは毛の硬さとコシで、なるべく硬めの新品ブラシを使うこと。専用ブラシは耐久性と剛性が高いメリットがありますが、一度きりの作業なら安価なブラシで十分役目を果たします。
ただし専用ブラシに比べると、毛がへたりやすい・面積が小さい等の差はあるので、大面積を何度も剥離するような場合は専用品が長期的には便利でしょう。



100均ブラシは新品なら毛先がしっかりしているので、一度の作業には十分耐えられますよ。コストを抑えたい方にはおすすめです。
コスパ重視なら100均グッズで十分
100均グッズを駆使すれば、道具代数百円程度でワックス剥がしが始められます。たとえばダイソーでは目盛り付きのスプレーボトル(剥離剤希釈に便利)、家具スベリ材(重い家具を移動する際に使用)、古布の代わりになる雑巾なども安価に揃います。
費用を抑えつつ手間をかけるDIYスタイルは、プロに頼まず自力でやりたいユーザーにとって魅力です。ただし品質は価格相応なので、ブラシの毛が抜けやすい等の消耗はある程度割り切る必要があります。
- 道具代を数百円に抑えられる
- 気軽に挑戦できる
- 一度きりの使用なら十分な品質
- 全国どこでも手に入りやすい
電動ブラシ・ポリッシャーで効率アップ!楽にワックスを剥がす方法
広い範囲を効率化するには電動工具の利用が効果的です。特にリビングなど広い部屋では、足腰の負担を大幅に軽減できます。
電動スピンスクラバーの使い方
最近は家庭向けに充電式の電動お掃除ブラシ(電動スピンスクラバー)が安価に入手可能で、剥離剤塗布後の擦り落としを機械任せにできます。
ユーザー報告では「驚くほど楽に汚れもワックスも落ちた」とされ、特にリビング等の広範囲では足腰の負担軽減に有効です。電動ブラシ使用時も基本は1㎡ずつ剥離剤を塗って数分置き、ブラシで撫でるだけで旧ワックスが剥がれます。
剥がれた汚れ液はフロアワイパーでかき集めて回収すると楽。その後の水拭きは従来通り必要ですが、体力と時間を大幅に節約でき、体感的に「簡単」に感じられます。



スイッチを入れればブラシが自動回転するので、手で擦る重労働が激減します。広い部屋でも足腰の負担を減らして楽に作業できるのが魅力ですね。
床用ポリッシャーの選び方とおすすめ製品
プロは床用ポリッシャーに専用パッドを装着して汚れたワックス層を一気に研磨・回収します。家庭用としても小型・家庭用のポリッシャー(電動磨き機)が市販されています。
家庭用電動ブラシには様々な種類がありますが、選び方のポイントは以下の通りです。
- ブラシやパッドの硬さ・径の大きさ
- コードレスorコード式
- 延長ハンドルの有無
人気の商品例として「GOBOT」「EPEIOS」などが挙げられており、これは充電式でハンディ・スティック両用できるタイプ。価格は2千〜1万円前後と業務用に比べ比較的手頃です。
より本格的にやるなら高圧回転クリーナー(リョービ/京セラ製)や業務用小型ポリッシャーも選択肢ですが、価格が上がるため用途と予算に応じて検討しましょう。家庭用ポリッシャーは購入のほかレンタルも選択肢です。
電動工具を使う際の注意点
電動だからといって放置時間や拭き取りを省略できるわけではありません。剥離剤を効かせる時間や最後の水拭き処理は必要なので、そこは手順通り行うこと。
また機械のパッド選択にも注意が必要で、硬すぎるパッドやワイヤーブラシを使うと床を傷つけかねません。一般的な定期清掃には柔らかめの赤色や青色パッド、しつこい汚れには茶色などと用途別に色分けされているので参考にしましょう。
さらにポリッシャーでは壁際・角の部分は機械が届かないため、結局ハンドパッドで擦る必要があります。電動を使っても最終的な細部の仕上げは手作業となる点を理解しておきましょう。
- 剥離剤の放置時間や水拭きは省略できない
- 硬すぎるパッドは床を傷める
- 壁際や角は手作業が必要
- 使用前に取扱説明書を確認する
床ワックス剥がしを自分でやる時の注意点とリスク
DIYでワックス剥がしを行う際は、安全面や床材への影響について十分注意する必要があります。
剥離剤は強アルカリ性|安全対策は必須
ワックス剥離剤の多くは強アルカリ性洗浄剤です。強アルカリの薬剤を扱うため素手厳禁で、必ずゴム手袋・長袖を着用し、換気を十分に行いましょう。
他の洗剤(とくに酸性洗剤や塩素系漂白剤)と絶対に混ぜないこと。有害なガスが発生したり化学反応で危険です。剥離剤は用途外使用禁止(家具・壁に使わない)で、万一皮膚や目に付着したらすぐ大量の水で洗い流してください。
作業前に床の隅で変色やシミにならないかテストし、問題があれば使用を中止しましょう。子供やペットが触れないよう作業エリアを確保することも重要です。



安全対策は絶対に手を抜かないでください。薬剤の取り扱いを誤ると、健康被害や床材の損傷につながります。
床材によっては剥離剤NGの場合も
床材の種類によっては薬剤NGの場合があります。MDF合板フローリングなどは薬剤が染み込むと内部が傷むため使用不可の商品があり、白木やコルク材の床も対応不可とされることが多いです。
他社製ワックスに剥離剤が適合しない場合もあります。こうしたケースでは物理的に研磨して落とすか(表面をサンダーで削る等)、業者相談が無難です。
また、長時間薬剤を放置すると床板を接着している糊が溶けたり板自体が反って剥がれる恐れもあります。使用前に必ず商品の適合床材を確認し、不安があれば無理せず専門業者に相談しましょう。
作業時間と体力は覚悟しておく
ワックス剥がしは手間と時間がかかる重労働です。実際、「ワックスがけが一日仕事と言われるように、剥がし作業も一日仕事」という声もあり根気は要ります。
しかし完了時の達成感は大きく、専用薬剤と手順を守れば素人でも十分可能です。業者に依頼すれば機械や経験で短時間に仕上げてくれるメリットはありますが、費用がかさむため範囲が狭かったり費用節約重視ならDIYがおすすめです。
ただし無垢材や劣化が激しい床で不安がある場合、安全のため無理せず専門業者に相談するのも選択肢となります。
- 強アルカリ薬剤による健康被害
- 床材の変色・損傷
- 長時間作業による体力消耗
- 中途半端な仕上がりのリスク
プロに頼むべき?DIYと業者依頼の違い
最後に、DIYと業者依頼のメリット・デメリットを整理して、どちらを選ぶべきか判断材料を提供します。
DIYのメリット・デメリット
メリット:
- 費用が安い(剥離剤と消耗品代だけで済む)
- スケジュールを自分の都合で調整できる
- 納得いくまで念入りにできる
- 達成感が得られる
デメリット:
- 時間と労力がかかる
- 面積が広くなるほど大変
- 失敗のリスクがある
- 安全管理も自己責任
業者に依頼するメリット・デメリット
メリット:
- 機械と経験で短時間に高品質な仕上げ
- 樹種別のノウハウや高度な汚れへの対応力
- 自分で作業する手間がない
- 安全面の心配が不要
デメリット:
- 費用がかかる(数千〜数万円)
- 業者の予定に合わせる必要がある



一般家庭の定期メンテナンス程度ならDIYで十分可能との意見が多いです。ただし不安なら無理せずプロにお願いするのも賢い選択ですよ。
こんな場合はプロに相談を
- 無垢材や特殊な床材で不安がある
- 劣化が激しく判断に迷う
- 広範囲で体力的に自信がない
- 高品質な仕上がりを短時間で求める
状況に応じて柔軟に判断することが大切です。
まとめ|床ワックスの落とし方をマスターして快適な床へ
床ワックスの落とし方について、基本手順から代用品、電動工具、注意点まで詳しく解説してきました。最後に要点をまとめておきます。
- ワックス剥離の基本は「剥離剤を塗る→擦る→拭き取る」のシンプルな流れ
- 1㎡ずつ小区画で作業し、剥離剤の放置時間を厳守することが成功の鍵
- 専用剥離剤がない場合、重曹・マジックリン・セスキ等で代用可能(効果は穏やか)
- 100均グッズで道具を揃えれば数百円からDIY可能
- 電動ブラシやポリッシャーで作業を大幅に効率化できる
- 強アルカリ薬剤の取り扱いには十分な安全対策が必須
- 床材によっては剥離剤NGの場合もあるため事前確認を
- DIYは時間と労力がかかるが、費用節約と達成感が得られる
- 不安な場合や広範囲の場合はプロへの依頼も選択肢
床ワックスの剥離は、正しい知識と手順さえ身につければ初心者でも十分に挑戦できる作業です。黒ずんだ床がピカピカに蘇る瞬間は、何にも代えがたい喜びがあります。
この記事で紹介した方法を参考に、ぜひあなたも床のリフレッシュに挑戦してみてください。安全に気をつけて、丁寧に作業すれば、きっと満足のいく仕上がりが得られるはずです。
自分では難しいと感じたら、プロにお任せください
この記事では床ワックスの落とし方をDIY向けに解説してきましたが、実際に作業を始めてみると「思ったより大変」「床材を傷めないか不安」と感じる方も少なくありません。特に広範囲の剥離作業や、無垢材・特殊な床材の場合は、専門知識と経験が必要になるケースもあります。
私たちブライト清掃サービスは、床ワックスの剥離・再塗装を専門とする清掃会社です。業務用の機材と確かな技術で、お客様の大切な床を安全・確実に美しく仕上げます。「自分でやってみたけど途中で行き詰まった」「最初からプロに任せたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
床のことでお困りでしたら、いつでもお気軽にお声がけください。
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